授業料を無償化すると教育が滅ぶ懸念がある 教育がタダになったらどういうことになるのか

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競馬である。

23日は、JRA(日本中央競馬会)のダートG1、フェブラリーステークス(東京競馬場の第11レース、距離1600メートル)が行われる。

日本競馬もダート戦が充実してきて、一流馬も次々誕生している。そのような中で、数少ないJRA競馬場でのダートG1開催だが、「東京マイルは最高の舞台」と言いたいところだが、このコースは、スタート地点は芝で、芝をしばらく走ってからダートに入っていくというコースになっている。

芝至上主義のトラック施設だから仕方ない面もあるが、G1の舞台としてはどうかと思う。さらに、世界的に超一流レースの賞金が高騰する中で、JRAは円安もあり、ついていけていない。

最悪なことに、この時期は、サウジカップ、ドバイワールドカップと、中東で超高賞金レースが集中しており、超一流日本馬はそちらに回ってしまい、東京GIはその下の馬たち、という寂しい現実になっている。

フェブラリーステークスの本命は「あの5歳馬」で

まあ、仕方ないが、時期やコースを再考してはいかがであろうか。もともと、ジャパンカップダートとして東京ダートG1が始まったのが、それが週をずらして、チャンピオンズカップとなり、東京は後ずれして、2月の芝のGIのない時期に、隙間を埋めるためのGIのような位置づけになってしまっている。ダート路線の再編についてはJRA、NAR(地方競馬全国協会)が協力して進めている現在、施行条件の変更のチャンスであろう。

予想のほうは、ということで、ベテランの大物よりも、上り馬で、初のG1を目指す馬たちを狙いたい。

実際、4歳のミッキーファイトが1番人気のようであり、サンライズジパングも4歳で期待されるし、前走の素晴らしい勝ちっぷりで人気急上昇の5歳コスタノヴァと、顔ぶれもそろった。

しかし、私は、もう1頭の上昇馬、5歳のエンペラーワケアを狙いたい。1400メートル専用のように使われてきたが、前走の東京マイルの武蔵野ステークス(G3)を完勝し、同じコースのここも大丈夫だろう。いちばんの大物と期待して単勝。来年は中東に行って不在だろうから、ここは全力で応援したい。

※ 次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は3月1日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

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