トランプ大統領の「訪日」は7月にしたほうがいい 「トランプ劇場Season2」の鍵はフロリダにあり

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石破首相に「技能賞」をあげたくなった日米首脳会談。第2期トランプ政権のキーワードは「フロリダ」だ。訪日は7月の「あの日」がいいかもしれない(写真:ブルームバーグ)

アメリカの第2期トランプ政権が発足してから、まだ1カ月もたっていない。にもかかわらず、ワシントンからは鉄鋼アルミ関税の導入やらUSAID(国際開発局)の閉鎖やら、連日のように驚天動地のニュースが飛び込んでくる。いったいどこまで行くのやら。

パリ協定やWHO(世界保健機関)からはすでに脱退を宣言し、不法移民を強制的に本国に送り返し、DEI(多様性・公平性・包括性)に関する従来の政府慣行を無効にし、連邦職員に早期退職を勧奨し、トランスジェンダーのスポーツ参加から軍入隊までを制限し、ついでに紙ストローも却下するという。

「支持>不支持」「好き>嫌い」で、乗りに乗るトランプ氏

そうそう、J・F・ケネディ大統領暗殺に関するファイルも、機密解除してしまうらしい。レーガン・ナショナル空港で民間航空機と軍用機の衝突事故があったことが、まるで遠い昔のことのように思えてくる(注:1月29日のことだった)。ここまで矢継ぎ早に施策を打ち出すと、反対の声が上がる前に、既成事実がどんどん積み上げられていく感がある。

そしてRCPの世論調査を見ると、トランプ政権支持率(President Trump Job Approval) は支持48.4%、不支持46.0%と支持が不支持を3p程度上回っている(2月14日時点)。

さらに好感度調査(Trump : Favorable/Unfavorable)では、2015年以降で初めてトランプさんに対する”Favorable”という評価が、わずかながら”Unfavorable”を上回っている 。今後は民主党側の反撃も始まるだろうが、今のトランプさんは乗りに乗っている。

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