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ライフ #ウーバーイーツの社会学~社会からこぼれ落ちた僕のスポットワークな日々~

見下される「ウーバー配達員」やって僕が得たモノ 安定収入より「精神の安定」を選んだ意外な結果

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  • 佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター
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僕は23歳と29歳の時、会社を解雇された経験がある。1回目の解雇は美容の商社からで、新卒入社2年目の春にクビになった。2回目の解雇は運送会社からで、中途入社4年目を迎える頃にクビになった。 

2社で共通する解雇理由は勤務態度不良(協調性不足)だ。例えば2社目では「つながらない権利」が解雇の引き金となった。休日に会社携帯の対応(サービス残業)を強いられる状況に嫌気が差した僕は、休日の電話をすべて無視。 

上司からは「もっとお客様のことを考えろ」「社会人なんだから普通携帯くらい出るだろ」などと何度も注意されたが、僕は「サービス残業を強要するのはおかしいと思います」「もし出る必要があるなら、休日出勤にするのが筋ではないですか」などと真っ向から拒絶。 

総務部長の逆鱗に触れ、退職勧奨された3日後にクビを宣告された。 

2社目から渡された解雇通知書。解雇理由に会社携帯についての記述がある(筆者撮影) 

「時間がない」という悩みから解放された世界 

僕がウーバーの仕事を始めたのは、2社目をクビになって1週間が過ぎた頃だ。 

僕は19歳の時から一人暮らしで、この生活費を稼ぐ必要があった。しかしこれが結果的に人生の流れを変えた。社会不適合者の僕の「考え方」と、スキマバイトの「働き方」が見事にマッチ。会社員時代よりも幸福感の高い「生き方」の実現に成功したのだ。 

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【焦燥感しかなかった会社員時代】

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