ゴディバ「任天堂コラボ商品」で見せたプライド 高級チョコレートと人気ゲームの「意外な接点」

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大切な人に贈るブーケ(花束)をイメージした商品となっており、成長すると頭部に花を咲かせる「ピクミン」、花いっぱいの世界である「どうぶつの森」も、コンセプトとの親和性が高い。

高級チョコとゲームの「意外な接点」

また「どうぶつの森」がコロナ禍、世界中の人をつなげたことが記憶に新しいが、「商品やコンテンツを通じて、世界の人々を笑顔にする」という任天堂の活動が、ゴディバの企業理念と一致していたことも、コラボに至った理由の一つだという。

高級チョコとゲームに、意外な接点があったのだ。

では、今回のコラボチョコ、売れ行きはどうだろうか。

「自ら企画した商品はすべて平等に思い入れがあり大切であるが、限定グッズとセットになったピクミンのアソートメントはとくに早期に完売見込みとなった」(橋田氏)

ゴディバ meets ピクミン
限定グッズとセットになったピクミンのアソートメントは早期に完売見込み(撮影:今井康一)

バレンタインコレクションは毎年、期間中に売り切れてしまうことがほとんどで、とくに2025年は販売スピードが速い印象とのこと。ちなみにバレンタイン商品の販売期間は2月15日までと、バレンタインデーの1日後に設定されている。

「『買い忘れ』に対する配慮だが、当日に大切な人にギフトを渡すことができなかった方の再挑戦を後押しできれば」と橋田氏。

実際、2月15日にもかなりの数量が売れるのだという。

14日を過ぎてしまってもまだ間に合う。特別なチョコレートが出回る1年に1度の機会、諦めず利用したい。

圓岡 志麻 フリーライター

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まるおか しま / Shima Maruoka

1996年東京都立大学人文学部史学科を卒業。トラック・物流業界誌出版社での記者5年を経てフリーに。得意分野は健康・美容、人物、企業取材など。最近では食関連の仕事が増える一方、世の多くの女性と共通の課題に立ち向かっては挫折する日々。contact:linkedin Shima Maruoka

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