ローン返済25年、私財注いだプロレス美術館の凄み "人間山脈"リングシューズから極悪女王の髪まで

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奥さんを説得し、寝室がプロレス文学館に 

文学室における展示のレイアウトは奥さんが手がけた(写真:著者撮影) 

オープンから25周年を迎えるこの施設。まだまだ湯沢さんの進化は止まらない。2025年の元日からは、自宅のもう一室をプロレス文学室としてオープン。プロレス美術館とは雰囲気が一転し、こちらは昭和の懐かしさを感じられる畳部屋となっている。 

休憩室の要素も兼ね備えており、腰を下ろしながらプロレス関連の資料や映像をじっくり楽しむことができる。 

クローゼットの扉には、衝撃的な見出しが見られるかつてのスポーツ新聞をカラーコピーして貼り付け、反対側の壁には、これまたプロレスラーゆかりの品や非売品のグッズ、プロレス関連の書籍などが並ぶ。 

元々は寝室だったこの部屋、どうしても文学室を作りたいと奥さんに懇願し続けたことで実現。とはいえ、寝室がなくなってしまい、今は台所の前で布団を敷いて寝ているという。 

古時計やホーロー看板を加えることで、より昭和感を演出(写真:著者撮影) 

こちらも、展示の土台など、部屋のレイアウトは全て手作りで仕上げた。コストを最小限に抑えるべく、材料はほぼほぼ100円均一のお店やリサイクルショップで揃えた。総額で2万円以内である。まさに、100均さまさま。 

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