「いくら蹴っても壊れない」「俺の気持ちに火をつけてくれた」…髙田と天龍が共鳴した"トップの覚悟"

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1996年にはプロレス大賞の「年間最高試合賞」を受賞した天龍と髙田(写真:タイコウクニヨシ)
UWFインターナショナルでは"プロレス最強"を背負いながら闘い、PRIDEのリングで総合格闘技に挑んだ髙田延彦。全日本プロレス育ちで"ミスター・プロレス"とまで称された天龍源一郎。プロレスラーとしてまったく別の道を歩んだ2人が、天龍の引退試合を前に語り合っていたプロレスラーとしての「意地と生き様」とは。
*本稿は、別冊宝島編集部の『UWF過剰考察 第一次から3派分裂後までの10大事件』に収録された2015年の対談記事から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「全日本」と「新日本」のヒリついた関係

髙田延彦(以下、高田) 天龍さん、お久しぶりです!

天龍源一郎(以下、天龍) 久しぶりだねえ。

──お会いするのは、どれくらいぶりなんですか?

天龍 「ハッスル」以来ですよ、ねえ?

髙田 そのあとダウンタウンの番組でも一緒になってますね。

天龍 そうだっけ? 俺はね、今朝に何食ったかも忘れてるから(苦笑)。

髙田 それにしても、こうして天龍さんとあらたまって話をするのも、ちょっと緊張しますね。シラフで会うことはなかなかないから(笑)。

天龍 一度、山の上ホテルで対談した時も、シラフだったのは最初の30分だけで、そのあとビール1ケース飲んだからね(笑)。

髙田 結局、ホテル側が「もうお酒は出せない」って言ってきましたから。これ以上飲ませたら、大変なことになると思ったんじゃないかな(笑)。

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