クロちゃん「20歳年下恋人に振られた」最大のキモ 婚活アドバイザーが見た残念だったポイント

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それに、テレビの企画のうえ、クロちゃんにはファンもいるので悪い点は指摘しづらいですよね。しばらく別れを切り出すタイミングを画策していたのでは、と思います。

さて、もう1つ、放送を見た女性の多くから不評だったのが、クロちゃんが自分1人で婚約指輪を購入していたことでした。これは本当にあり得ません。弊社でも勝手に買ってきて怒られてしまう会員さんがたまにいます(笑)。

今の女性にとって婚約指輪を選ぶプロセスは大きな楽しみの1つ。自分が欲しい婚約指輪というのが皆さんあるんです。だいたい結婚が決まる何カ月も前から「このブランドがいいか、あのブランドがいいか」などとネットで検索するのが、何よりハッピーな時間なのです。そして、その時間を相手と共有したいのです。

クロちゃんがプロポーズのために購入したリング(写真:安田大サーカス クロちゃんのXより)

今の若い女性は何でも「一緒に決めたい」

今の若い女性が男性に求めているのはグイグイ引っ張ってくれるような強さではありません。例えばファッションや美容の話ができたり、いろんなことを一緒に経験できたり、ともすれば「女友達」のような相手を求めているのです。実際、婚活現場でも年の差よりも圧倒的に同世代婚が増えています。

年上男性の中にはデートの際、あらかじめコース料理を予約する人がいますが、これも若い女性からは敬遠されます。レストランにしても、料理にしても、女友達とするときと同じようにわいわい2人で決めたいので、自分に「相談なく」「勝手に」決められるのは嫌、というわけです。

クロちゃんの世代だと、「何かをしてあげる」「意見を言ってあげる」というのが"男らしさ"だったのかもしれません。が、今の若い世代はなんでも話し合いながら一緒に決めていきたいという考え方。そもそもの世代間の違いがある中で、2年の間にクロちゃんはどんどん好き放題するようになり、リチさんもクロちゃんを正すことができなかったということでしょう。

ただすでに新しい道に向かって歩き出されていると思うので、今後のお2人のそれぞれの未来を心から応援しています。

植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

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