クロちゃん「20歳年下恋人に振られた」最大のキモ 婚活アドバイザーが見た残念だったポイント

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リチさん自身もプロポーズを断る言葉の中で、「SNSにアップするためにデートをしているのでは」と思うようになったと語っている通り、クロちゃんにとっては、デートは意思表示や確認をする場ではなく、ただ「楽しい」だけのものだったのかもしれません。

もう1つ私が怪訝に思っていたのは、クロちゃんがリチさんをご自宅に招いた時に、彼の家があまり片付いていなかったこと。2人の関係が長く続いていたから、ということかもしれませんが、「好きな人」を招く部屋には見えませんでした。

弊社の会員の男性は、付き合っている10歳年下の女性を招くのに3週間かけて準備をしたと言います。長く住んでいる部屋のため壁紙が黄ばんでいるから張り替えようか、おしゃれなケーキを食べる食器がないからどうしようか、変な匂いがしたらどうしようか……ずいぶん悩んでいました。特に好きな女性の年が離れている場合、男性は違和感を持たれず居心地よく感じてもらえるよう、相当気合を入れて準備をするものです。

40代になっても20代のつもりの男性たち

結果としてリチさんがクロちゃんから「見下されていた」「対等に扱われていなかった」と感じたのは、当初からあった芸人とファンという関係に加え、年齢差を埋められないどころか、付き合いが長引くにつれより決定的になってしまったことがあるのでしょう。

クロちゃんはもともと芸人さんとして人気があり、お金もあるし、それなりにモテるのだと思います。そうした中で、20代の女性と付き合えたとなれば、ご本人の言葉にもあったように「調子に乗っていた」ところもあったと想像できます。

クロちゃんからのプロポーズを聞いているリチさん(画像:TBS公式YouTubeより)

実はこういう高年収男性は、婚活現場にも少なくありません。自分の友人や友人の奥さんが40代ということはスルーして、自分は20代のままで時が止まってしまっているから、20代の女性と結婚できるという謎の確信を持っている。自分と相手に年の差があるから大事にしよう、とか、女性の両親のほうが自分に年が近いという現実が見えていないんです。

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