障害者への向き合い方を学ぶ「検定」今注目の理由 浦和レッズスタッフも受検「必要性を感じた」

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埼玉スタジアム。足元にいるのが盲導犬(写真:@URAWA REDS)
浦和レッズ補助犬受け入れマニュアル(一部抜粋)

ユニバーサルマナー検定はパートナー企業と話し合うなかで知った。

当事者意識を持つ必要性感じた

2023年12月、まず同社のスタッフ32人が3級を受講した。受講後のアンケート調査では、回答者25人のほぼ全員(96%)が障害のある人や多様な困りごとに対して、「当事者意識を持って取り組む必要性を感じた」と答えた。さらに半数(52%)は「多様な方との向き合い方に自信がついた」とも回答した。

2024年からは年1回、新規スタッフも受けられるよう、1カ月の受講期間を設定する。「社内全体的なボトムアップがないと、取り組みが進まないからです。会社として必要な経費として予算を確保しています」と、柳さんは話す。

社会の意識を変えていくとき、学校や企業で学ぶ機会を持つことはとても効果的だ。2025年、人々の心のユニバーサルデザイン化がますます進んでいくことを期待する。

福原 麻希 医療ジャーナリスト

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ふくはら まき / Maki Fukuhara

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)修了(システムデザイン・マネジメント学修士)。週刊誌記者を経て独立し、医療・健康・介護に関する記事を雑誌やインターネットサイト、単行本で執筆。著書に『がん闘病とコメディカル』(講談社)、『チーム医療を成功させる10か条-現場に学ぶチームメンバーの心得-』(中山書店)で「チーム医療」に関する研究で講演多数。スペイン語絵本翻訳『きみは太陽のようにきれいだよ』(童話屋)、介護福祉士の資格も。ホームページhttps://makifukuhara.com/ 得意な料理は茶碗蒸し。

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