新型iPhoneを2週間使い続けて体感したこと 日常のあらゆる作業が高速化する
しかし今回は、Apple Watchにも採用された7000シリーズアルミニウム、Ion-Xガラスを採用し強度を高めた。
外装の素材、その他のパーツの変更などもあり、iPhone 6sで14g、iPhone 6s Plusで20g、それぞれ前モデルから重量が増し、厚みも両モデルとも2mm増している。いずれも、比べてみれば、はっきりと「重たくなった」とわかる重量差だった。
今回のシリーズから、スペースグレー、シルバー、ゴールドに加え、ローズゴールドが新たに設定された。ピンクと紫をゴールドに足したような、ポップでかわいらしい色使いながら、他のモデルと同様に、金属のしっとりとした質感は、大人っぽい光を反射してくれる。
変わらぬデザイン、進化が目立つインターフェイス
デザイン変更がなされなかったiPhone 6だが、内部は全く新たなスマートフォンとして生まれ変わっていた。その効果は後に述べるが、まずは主な変更点を指摘していこう。
まずプロセッサは第3世代となる64ビットプロセッサ、A9が搭載された。前モデルに搭載されたA8と比較し、処理能力は70%、グラフィックス性能は90%高速化されており、後述する4Kビデオの録画、編集にも充分な性能を確保している。
またこれまで別のプロセッサだったモーションコプロセッサは、M9としてA9プロセッサに内蔵され、デバイスに内蔵されている各種センサーを常時感知し、ユーザーの動作や呼びかけに答える仕組みを備えた。効率的な低電力機能の実現にも寄与しているという。
その他、インターフェイス類の革新が目立つアップデートとなっている。
ディスプレイは、複数の指での操作を検知できるマルチタッチディスプレイを進化させ、圧力を検知できる「3D Touch」を新たに搭載した。ユーザーはホーム画面などで、通常のタップ、押し込む、さらに押し込むという3種類のタップを活用してiPhoneを操作することができるようになった。
感圧のフィードバックとして、TapTic Engineが備わり、コツンと言う触覚を返してくる。これらのテクノロジーは、既にApple WatchやMacBookシリーズに「Force Touch」として備わっていたものと同じだが、今回3D Touchと名付けられて搭載されている。
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