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貧困で「わずか13歳の少年」が売買される国の事情 日本の野球ファンは知らない、ドミニカ野球の現実

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  • 赤川 琉偉 ライター・ナックルボーラー
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ポジティブな人身売買が、強い野球界をつくる

関係者の話を聞くと、20歳にしてはじめてマイナー契約を掴み取り、メジャーリーグの舞台に立つ選手も存在すると聞いた。もう若くない年齢でも、可能性はゼロではないのだ。

安全性に不安が残る現地の遊園地。発展途上の国特有のエネルギーを感じる(筆者撮影)

幼少期からのエリートであれば、潤沢な資産を元に成長することができるが、それがすべてではない。

彼はエリートの道から外れて、若い時にマイナー契約を勝ち取ることはできなかった。それでも、彼がメジャーリーグの舞台に立つ可能性はあるわけだし、私は彼の動向をこれからも追っていきたい。

人身売買と聞くと、大人のエゴだけで作られた世界を暗示させられる。しかし、ドミニカでは、人身売買によって多くの人が明日に対して希望を持つことができる。そして、夢やぶれた元野球少年たちの死屍累々の上に、美しい夢は次の世代へと紡がれていくのだった。

【もっと読む】貧困国ドミニカで「野球選手」夢見る少年の"悲哀" インスタに「お金の絵文字」が書かれているワケでは、ドミニカ共和国の少年たちがインスタに「お金の絵文字」を書く切実な理由についてライター・ナックルボーラーの赤川琉偉さんが詳細にお伝えしている。

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