メールの依頼がヘタな人と上手い人の決定的な差 「かわいくして」「急ぎで」は相手にどう伝わる?
「伝わらない」はなぜ起こる?
「えっ、なんでこうなる!?」
チエはスマホを二度見した。
チエのスマホに映し出されているのは、昨日デザイナーに発注したポスターのデザイン案。「かわいいポスターにして」とお願いしたはずなのに、送られてきたデザイン案はどこからどう見てもかわいくない……。
むしろ、これは「クールなポスター」では……?
私の日本語、そんなにおかしい? もしかしてこれって、いやがらせ?
こんなの上司に見せるわけにいかない……。でも、ポスターは完成させないといけない……。チエは一度気持ちを落ち着かせるために、会社近くの公園に向かった。
すると、公園で一人お弁当を食べ終わったチエめがけて、見知らぬ猫がスタスタと近づいてきた。
メイメイ:はじめまして、チエさん。私は言語化猫のメイメイです。
あなたの頭の中は、そうですね……。まるでゴミ屋敷ですね!
チエ:ちょっとちょっと! 人をゴミ屋敷呼ばわりするなんて、失礼すぎない!?
ん? っていうか私、いま誰と話してるの? まさかこの猫じゃないよね……?
メイメイ:あなたが話してるのは、猫で合ってますよ。まあ、安心してください。
私と会話できる人は、そこそこレアですから。
おめでとうございます。よかったですね。
ちなみにステーキなら、ミディアム“レア”でいただきます。
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