デキる人ほど小学生レベルの言葉で差をつける訳 伝えたいことを届けるのに難しい言葉なんて必要ない

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言いたいことは小5レベルの言葉でまとめる。
どうすれば、自分が思った通りに伝わる言い方になるのでしょうか(写真:EKAKI/PIXTA)
「春らしくできるだけかわいい感じで」という言葉を入れてポスター作成を依頼したメール。
ところが、送られてきたデザイン案はどこからどう見てもかわいくない。自分が伝えたいことが相手に思った通りに伝わらないことに悩む、アパレルメーカー入社2年目でブランドマネージャーに抜擢された「チエ」。どうすれば伝わる言い方になるのでしょうか。
「メールの依頼がヘタな人と上手い人の決定的な差」に続いて、チエと猫界イチの天才・言語化猫「メイメイ」との会話形式により、小学生レベルで簡単なのに、しっかり伝わるコピーライター直伝のテクニックを解説した『言いたいことは小5レベルの言葉でまとめる。』より一部抜粋、再構成してお届けします。

小学生レベルの言葉だけで、伝わる言い方は習得できる

メイメイ:チエさん、さっきみたいに自分が伝えたいことが相手に思った通りに伝わっていないときって、普段はどうしてるんですか?

チエ:うーん、仕方ないからもう一回説明し直すかな。

ちょっと急いでるから、デザイナーさんに一回電話しちゃおう!

「あ、もしもし、お世話になります。hanagaraブランドの田中チエです。

デザイン案ありがとうございました。あの、修正があるんですが、お伝えしますね……」

メイメイ:チエさん、いま電話でデザイナーさんとどれくらいの時間しゃべっていました?

チエ:……5分くらいじゃない?

メイメイ:いえ、20分を超えてましたよ。

チエ:うっそ! 本当にそんなに経ってた? いつも忙しそうな人だから、なんだか悪いことしちゃったな……。

メイメイ:「タイム・イズ・マネー」という言葉は知っていますよね。日本語でいえば「時は金なり」ってやつです。お金と同じように、時間は貴重なものだと教えてくれる格言です。

チエ:それくらい私だって知ってるけど、私が長電話しちゃうのはそんな言葉を知ってるだけじゃ変わらないんじゃないかなぁ。

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