小5レベルの言葉こそ相手にちゃんと伝わる理由 難しい言葉をそのまま使う人が気づいてないこと

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相手に響く言葉
斬新な言葉なんて不要。“相手に響く言葉”とは、小学生レベルの言葉で十分なのです(写真:shimi/PIXTA)
伝えたいことを届けるためにはどんな言葉を選べばいいのでしょうか。相手に響く言葉って? 「語彙力がない」と思っている人でも大丈夫。実は小学生レベルの言葉で十分なのです。
「デキる人ほど小学生レベルの言葉で差をつける訳」に続いて、アパレルメーカー入社2年目でブランドマネージャーに抜擢された「チエ」と猫界イチの天才・言語化猫「メイメイ」との会話形式により、小学生レベルで簡単なのに、しっかり伝わるコピーライター直伝のテクニックを解説した『言いたいことは小5レベルの言葉でまとめる。』より一部抜粋、再構成してお届けします。

響くのは相手のことを考えた小5レベルの言葉

メイメイ:さっきチエさんは、「小学生レベルの言葉っていったってなんでもいいわけじゃないよね?」と言いましたね。その通りです!

「なんでもひらがなにしましょう」とか、「簡単な言葉に置き換えたらいいですよ」とかそういう話じゃないんです。

チエ:うんうん、まだ短い付き合いだけど、メイメイがそんなに簡単すぎる話をしてこないことはなんとなくわかってたよ。

メイメイ:ところでチエさんは、「この人、話が上手だな」と感じる人はいますか?

チエ:そうだなぁ……あっ、最近美顔器を買ったのね。そのときに薦めてくれた店員さんはすごかったな。私が欲しいと思っていたものを言い当てたり、最初に買おうと思っていたものよりも、私の肌質に合わせて「こっちの方がいいですよ」って知らなかった商品を薦めてくれたりして、全然押し売りされてる感覚がなかった!

メイメイ:それはすごくいい体験をしましたね。

凄腕のセールスパーソンと呼ばれるような人もそういう感じですよね。

チエ:そうそう! こっちが思っていることだったり、その次に考えることだったりをポンポン言ってこられると、「うわっ、この人すごい!」って思っちゃう。

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