メイメイ:でも、そういうビジネスの場面だけじゃないんですよ。
例えば、髪を切った次の日に、「その髪型素敵ですね」なんて言われたりすると嬉しいじゃないですか。それはチエさんが人から言ってほしいことを言ってもらえたから、嬉しいと感じるんですよね。
チエ:それって、なんだかプレゼントに近いよね。
メイメイ:チエさん、いいこと言いますね。
言葉って、その場ですぐに渡せるプレゼントのようなものなんです。でも、プレゼントですから、あげればなんでもいいってわけじゃないですよ!
嬉しい言葉のプレゼント
チエ:そっか、相手のためを思っていても、嬉しくない言葉だってあるよね。
私の叔母さんも誕生日を迎えたときに「アラフィフおめでとう!」って言われて、「素直に誕生日が喜べなくなってきたんだよね」って言いながら表情が曇ってたっけ……。そうしたら、「もらって嬉しい言葉」ってどんなものなのかな?
メイメイ:それは、「その人に関係していることで嬉しいか」ですよね。
例えば私は猫ですから、ドッグフードをもらっても嬉しくないですけど、キャットフードだったら嬉しいし、ちゅ~るなんかも嬉しいですね(じ~っ)。
チエ:何その目……、わかったわかった、あとでちゅ~るあげるから。
メイメイ:……約束ですよ? ちゃんと猫のCIAOちゅ~るですよ。犬用のWanちゅ~るじゃなくて。
チエ:はいはい。
メイメイ:気を取り直して……。
「嬉しい言葉のプレゼント」は、実は日常でもたくさん見つかりますよ。
「あっ、この言葉は自分に言われている!」って感じる言葉です。別の言い方をすると「あー、それあるある」ってハッと膝を打つような言葉や、ありありと情景を想像できる言葉なんかも当てはまります。
例えば、書店に貼ってある万引き防止ポスターで「STOP! 万引き」と書いてあったとします。チエさんがもしも万引きを企んでいるとしたら、どう思いますか?
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