ウーバー配達員が目撃「悪質な盗難」の衝撃実態 配達員を装って盗んでいる人がいる…
注文を知らせるスマホの画面を見せたところ、ようやく商品を渡していただけた。今後の参考にと思い、僕は「受け取りのルールが変わったんですか?」と店員さんに質問してみた。店員さんは申し訳なさそうな表情を浮かべながら教えてくれた。
「実は……うちの店で盗難事件があったんです。
最初は受け渡しを間違えただけかなと思ったんですけど、その時対応したスタッフの話を聞く限り、ちょっと違いそうだぞって。おそらく若い男性がやったみたいで。
それで対策として、配達員の方に注文画面を見せてもらうことにしたんです。面倒だと思うんですけど、すみません。ご協力お願いします」
配達員を装った卑劣な窃盗(?)の手口
事件の概要はこうだ。その日、店員さんは受け取りカウンターで「番号は*****です」と伝えてきた若い男性に、いつも通り商品を渡した。しばらくして、別の配達員が現れた。その男性が伝えてきた番号は、先ほど渡したはずの商品番号だった。
そう、最初にやってきた男性はデリバリー配達員ではなかったのだ。
ではいったいどうやって、配達員しか知らないはずの商品番号を知り得たのか……答えは、電光掲示板。
その飲食店では商品が完成次第、電光掲示板にて番号で知らせてくれる。ここに表示されている番号を確認してから、偽配達員は商品の受け取りを申し出たようだ。
この話を聞いた時、僕は激しい怒りを覚えた。みんなが便利になるためのサービスを悪用する狡猾さ。そこで得られるのはフードデリバリーの商品のみ。
きっとお金が目的ではないのだろう。本人はいたずらのつもりなのかもしれない。けれどこれはれっきとした犯罪だ。許される行為ではない。この場を借りて「ふざけるな」と伝えたい。
筆者が個人的に調べたところ、偽配達員による類似の窃盗行為は、他店でも発生しているようだった。
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