「しんどい管理職」に必要な地味でも重要なこと はじめて管理職になったら意識するポイント
また、共同でプロジェクト活動を推進するのもひとつの方法でしょう。
共通の目標に向かって、意思疎通を図る中で協力体制ができ、チームワークの形成にもつながります。部門間連携の基盤ができ始めると、お互いの異なる視点を基に問題解決のスピード感が増したり、リスクマネジメント対策が整ったりするなど、好影響を与えます。一人、一部門に創出できる成果には限界があります。組織のつながりを深めましょう。
②双方が納得して目標に向かえているか?
他部門との相乗効果を高めるには、積極的にコミュニケーションをとりましょう。放っておいても関係がよくなるということはまずありません。こちらの考えとして伝えたいことや相手の要望について、可能な限り顔を合わせ、声を聞き、表情を見ながら意思疎通を図ることが重要です。
しかし、頭では理解できても、いざやろうとすると大変だ、億劫だといったネガティブな気持ちが先行しがちで、躊躇なく行動に移せる管理職は少ないかもしれません。実際にリクエストを伝えてもわかってくれない、相手の話に耳を傾ければ言いたい放題に不満を述べられるということはよく聞きます。
コミュニケーションをとる中で、双方にとって合理的な内容を提案しても、相手に受け入れられないことがあります。不思議ですが、理に適ったことを伝えているのに受け入れられないのです。いくら正しいことでも、何らかの抵抗心理が働くと感情が共感、賛同を拒否するため、良案とわかっていても実行できない場合があります。