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「第九といえば年末」ではない?欧州の意外な反応 ヨーロッパ人が一番に思い浮かべるものとは?

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  • 御影 実 オーストリア・ウィーン在住ライター・ジャーナリスト
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ウィーン郊外クロスターノイブルクの「ヨーロッパ広場」にあるリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー記念碑(写真:筆者撮影)

欧州統一のさらなる発展を願い、リヒャルトは、「『全人類が兄弟となる』という「歓喜の歌」のメッセージこそが、欧州の賛歌にふさわしい」と提案を行い、欧州諸国に受け入れられた。

現在では、ドイツ語歌詞のないオーケストラによる演奏が、正式な「欧州の賛歌」として広く知られているが、歌詞がなくとも、「全人類の友情と平和」のメッセージは、欧州共通の理念として欧州の平和を支えている。

ヨーロッパの平和と統一の根幹に

ベートーヴェンとシラーが第九の「歓喜の歌」に込めた理想の世界像は、日本で生まれたリヒャルトの欧州の平和と統一への願いと交じり合い、現在のヨーロッパの平和と統一の根幹として受け継がれているのだ。

日本で年末に「第九」を聞くとき、日本で生まれ、遠く離れた欧州で歴史に名を残したクーデンホーフ=カレルギーの、平和に対する願いにも、想いを馳せみてはいかがだろうか。

ブリュッセルにある欧州議会本会議場(写真:筆者撮影)

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