世界記録はどこまで伸びるのか ジョン・ブレンカス著/矢羽野 薫訳 ~人類が達成しうる極限点を探る

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現在の世界記録は中国の孫楊の14分34秒14。60年の間に4分近く短縮された。

そして、マラソン。オリンピックにマラソン競技が取り入れられたのは1896年。最初の記録は2時間58分50秒だったが、コースは2キロ以上も短かったという。現在はケニアのパトリック・マカウの2時間3分38秒が最高記録。120年経て約1時間縮まったことになる。パーフェクション・ポイントは、1時間57分58秒だという。

いつか、すべての種目で極限点に到達したとき、スポーツは何を目指すのだろう。

John Brenkus
米国のスポーツ専門テレビチャンネルESPNでスポーツサイエンス番組のエグゼクティブプロデューサー、司会を兼ねる。ハリウッドの映像製作会社BASEプロダクションズの共同CEOでもある。各種スポーツのトップアスリートの動向に詳しい。

河出書房新社 1890円 309ページ

  

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