改めて学ぶ・新NISAの「成長投資枠」上手な活用法 個別株式への投資にチャレンジすることも可能
企業は、利益の一部または全部を株主に配当金として配分します。
株主は保有株数に応じ、配当金を受け取ることができます。
基本的には、会社の利益の状況で配当金の有無・増減が決定しますが、企業の方針によって、利益があっても配当金を支払わない場合、利益がなくても支払われる場合があります。そのため、配当金が多いからといって、たくさんの利益をあげているとは限りません。
頻度としては、本決算の際に年1回、あるいは中間決算もあわせて年2回支払う企業が多いです(日本企業の場合)。
配当金を受け取るには、権利確定日(多くの企業で決算日と同一日)時点で、株主名簿に登録されている必要があります。配当金を受け取りたい場合は、購入や売却のタイミングに注意しましょう。
NISAを使っていても課税?
受け取り方法は、次の3通りです。株式数比例配分方式を使わないと、新NISAを使っていても課税されてしまうため、注意してください。
①株式数比例配分方式
すべての銘柄の配当金を証券口座で受け取る方式
②登録配当金受領口座方式
すべての銘柄の配当金をあらかじめ指定した1つの銀行などの口座で受け取る方式
③個別銘柄指定方式
銘柄ごとに銀行等の口座を指定して配当金を受け取る方式
銘柄によって配当利回りはそれぞれですが、東証プライム市場に上場している全銘柄の平均配当利回り( 単純平均)は2.11%です(2024年7月11日時点)。
つまり、平均的な配当利回りの銘柄を200万円持っていると、年間で約4万2200円の配当収入が得られる、ということです。配当金を新NISAで上手に非課税で受け取ることも、重要な投資戦略です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら