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四季報ランキング⑦「株式分割期待」トップ20 新NISAの"長期投資"にぴったりの銘柄は何か

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株式分割の中期的な可能性に注目。

分割したコインを抜き取るイラスト
(写真:Zenzen / PIXTA)

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2023年に3万円台を回復した日経平均株価はその後も堅調だ。2024年初には新NISAも始動し、個人投資家の流入が活発化するだろう。
『週刊東洋経済』12月16日号の第1特集は「株の道場 新NISA時代に勝てる株」。本特集では『会社四季報』2024年新春号のエッセンスを完全に先取りした。いち早く「お宝銘柄」を見つけるヒントになるはずだ。
週刊東洋経済 2023年12/16特大号(株の道場 新NISA時代に勝てる株)[雑誌]
『週刊東洋経済 2023年12/16特大号(株の道場 新NISA時代に勝てる株)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

ランキングⅡでは新NISAを意識した。新NISAでは年間投資枠が360万円に、生涯投資枠が1800万円に拡大し、株式の譲渡益や配当の非課税期間も恒久化される。

もともとNISAは、中長期投資に適した配当に着目する投資との相性がいい。新NISAによって、長期保有すればするほど配当受け取りの節税メリットも大きくなり、足元では高配当銘柄物色の動きが活発化している。配当の長期的な増加トレンドや配当維持の岩盤性が脚光を浴びている。

また配当や業績の安定性に加え、低PBR、低ROEなどの企業がバリュエーションを改善していく過程で還元を強化することも多く、この点も注目といえるだろう。

長期保有による成長企業の株価上昇メリットも大きな魅力だ。拡大したとはいえ、新NISAの年間の成長投資枠は240万円。回転売買よりも成長企業への長期投資に適している。投資枠は保有株の簿価で算出され、株価上昇のメリットは大きい。将来性を吟味して投資を行うことが肝要だろう。

また、これまで多くの成長企業は長期的に株式分割を続けながら株価上昇、時価総額増加を図ってきた。東京証券取引所は最低購入金額引き下げの要請を行っているが、下ランキングのように、まだまだ100万円以上の好業績企業が多い。中期的な分割可能性にも着目しておきたい。

株式分割可能性ランキング20

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