初対面を良縁につなげる気くばりのポイント 「また会いたい!」と思われる人になるには?
もし、どうしても名前が思い出せなかったり、あるいは前に会ったことがあるかどうかの記憶が定かでなかったりする場合は、「一度、どこかでお目にかかったような気がするのですが……もし、はじめましてでしたら、ごめんなさい」と聞いてみてください。そんなふうに聞かれて怒る方はいないはずです。思い出せないことを恐れず、自信がない場合は潔く聞いてみましょう。
相手を否定しない「イエス・アンド」のルール
一度つながったご縁が、良縁となって永続するための基本は、相手を否定しないこと。相手とは異なる自分の意見を伝えるときや、相手の難点を指摘するときですら、この基本は守りたいところです。
私のおすすめは、「イエス・アンド」論法です。これは、相手をいったん受け入れて(イエス)から、否定しないまま(アンド)自分の意見を言ったり、相手の難点を指摘したりするということ。
「あなたのアイデア、すごくいいね。こうしたら、もっとよくなると思うよ」
「あなたの意見はよくわかった。そうしたら、私はこう思うんだけど、この見方も取り入れてみると、どうかな?」
というように言葉を続けます。
ふだん、次のような言い方をすることは多くありませんか。
「あなたのアイデア、すごくいいね。でも、こうしたら、もっとよくなると思うよ」
「あなたの意見はよくわかった。でも、私はこう思うんだけど、この見方も取り入れてみると、どうかな?」
文字どおり、間に「でも」が入っているのを「イエス・バット」論法といいます。相手をいったん受け入れておきながら、結局は、「でも」と否定したうえで自分の指摘や主張をしているので、相手に「拒否された」とネガティブな印象を与えかねません。
それどころか、世の中には、否定から入って否定で終わる話し方をする人も多いようです。
「あなたのこのアイデアはいいとは思えないね。これじゃあ企画も通らないよ」
「あなたの意見は理解できない。他のメンバーもきっと理解できないね」
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