「迷惑外国人」に怒る日本人が知らない問題の根因 電車内でダンスする動画が大炎上…なぜ多発する?
インバウンド客の迷惑行為が後を絶たない。10月下旬にはYouTuberとみられる外国人グループが、山梨県を走る富士急行線の電車内で突然激しいダンスをはじめる行為がニュースで取り上げられた。その場にいた乗客はあっけにとられ、恐怖を感じて電車から降りた人もいたという。
「日本をナメきっているよね」
「法律で規制したほうがいい」
「警察はなんで捕まえないの?」
当然のごとく、SNSにはこうした批判コメントが殺到した。
2つのタイプに分かれる「迷惑外国人」
日本は他人に迷惑をかけないことを非常に重んじる文化だ。小さな頃から、「周りの人に迷惑をかけてはいけない」としつけられる。だから、こうした自己中心的な迷惑行為に強い嫌悪感を覚える人が多い。
もっとも、外国人が日本人よりルールやマナーを守る意識が低いわけではないことは強調しておきたい。
筆者は最近、インバウンド研修の仕事を受ける機会が多く、実際に外国人客に話を聞くこともあるが、ほとんどの人は郷に従い、きちんと日本のルールを守ろうとしている。
ただ一方で、ルールを守らない人が常に一定数いるのは間違いない。それも、このケースのように度を超えた迷惑行為をする人が中にはいるため、「インバウンド客は困り者ばかり」というイメージがついてしまっている。だが、本当に悪質な迷惑外国人は、全体の一部であることは前提にしたほうがいい。
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