「迷惑外国人」に怒る日本人が知らない問題の根因 電車内でダンスする動画が大炎上…なぜ多発する?
「注意したら逆ギレされるのでは?」と思う方がいるかもしれないが、心配ご無用である。むしろ、自分が恥をかかずに済んだことを感謝する人が多いはずだ。ただし相手を叱責するような態度だと、トラブルになる可能性があるのでその点は注意したほうがいい。
故意の迷惑行為に対しては断固とした姿勢を
前述した2に対しては、強制力ある措置を取るしかないだろう。「規制が緩いんだったら、やってしまえ」と考える相手に、いくらモラルを求めても効果は期待できないからだ。
当該違反者の再入場を制限する、あるいは厳しい罰則を設けるといった措置を取るべきだ。あまりにひどければ警察に通報したり、法的措置を取ったりすることを検討してもいい。
「警察はインバウンド客に甘い」という意見をたまに耳にすることがあるが、そんなことはない。最近は多くの警察署で、外国語ができる職員を配置したり、通訳システムを導入したりして外国人応対の強化を図っている。看過できない場合は、警察に頼ることを躊躇しないほうがいい。
ここで重要なのは、断固とした姿勢を見せることである。日本人が好む“事なかれ主義”の対応では、事態はなかなか解決できないだろう。
これに関する具体例を1つあげたい。
最近、外国人客による新幹線の特大荷物スペースの横取り行為が多発しているという。本来、特大荷物スペースを使用するには乗車時に事前予約をする必要があるのだが、一部の外国人客が予約なしでこのスペースを占領してしまうのだ。どうやら、予約が必要とわかっていながらやっているケースも多いようだ。
クレームを受けたJR東海は、特大荷物スペースを利用するには予約が必要な旨を、繰り返し多言語でアナウンスしている。そして、「予約なしで荷物を持ち込んだ場合は、1000円の手数料を徴収する」ことも強調しているようだ。
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