東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #近視は病気です

アフターコロナでの健全な心身の取り戻し方

8分で読める
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
  • 春山 慶彦 ヤマップ代表取締役CEO
2/4 PAGES

春山:ここまで東アジアで近視有病率が高いのは、何か理由があるのでしょうか。

窪田:今の学説では、東アジアは室内にいる時間が長いという生活様式を持っているからだと言われています。日本もですが、小さい頃からより長い時間勉強をすることが評価に繋がったり、より多くの習い事やお稽古事をしたりすることが社会に出て活躍できる人材になれると信じられているエリアであることかと思います。

春山:テクノロジーの進化で、屋内が快適な環境になったことも影響しているかもしれませんね。

窪田:私は父親の仕事の関係で、10代の頃アメリカの小学校に転校しました。また、アメリカで起業したので、私の子どもはアメリカで教育を受けたのですが、アメリカは今も昔もアウトドア活動が生活に息づいてますよね。家の中でじっと何かを見続けるよりも、屋外で何か活動しているのが評価される文化だと感じます。

屋内習慣をあえて脱する必要性

窪田:アメリカ文化の根底に開拓者魂が流れているのでしょうか、自分が能動的に活動することで何かを起こす、自分で切り開くことが評価される文化だと思いました。

春山:実際にアメリカでのアウトドア活動の事例などご存じでしたら教えてください。

窪田:アメリカでもトレッキング場所として人気の高いレーニア山は、標高2000mくらいにあるゲストハウスまで車で行けます。そして、その周辺はベビーカーや車椅子でも散策できます。そのくらい、老若男女どんな状況の人でも山を楽しめるよう整備されています。自然の中で過ごす、身体を動かすという行為が、日本より身近に気軽にできる環境が整っています。

春山:日本の登山人口は約500万人ですが、アメリカのアウトドア人口は国の人口の約半数である1億6000万人といわれています。

窪田:ナショナルパークの整備具合から違いますよね。子どもたちが学校で話す共通の話題にアウトドアがちゃんと入っています。ですから「みんなの話の輪に入りたいからアウトドアに行きたい」という流れにもなるのかもしれませんね。

次ページが続きます:
【意識的に外に出る必要性】

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象