「風が吹いても痛い」だけではない痛風の深刻な害 「尿酸値の異常」はけっして軽く見てはいけない

痛風の本当の害は「痛み」ではない
人間の体の細胞の数は、およそ37兆個といわれています。1つひとつの細胞が血液で運ばれてきた栄養と酸素を受け取り、ゴミや二酸化炭素を血液に戻しています。
腎臓がふるい分けしている主なゴミには次のものがあります。
尿酸は、血液の中で増え過ぎると、結晶になって関節にたまっていきます。すると、関節やその周辺で炎症が起こって腫れあがり、激しい痛みが表れます。
これが「風が吹いただけで痛い」が由来の、痛風です。血液検査では、「尿酸値」という項目の数値が高くなります。
尿酸値に異常がみられたら、レバーをはじめとした内臓類、魚卵、ビールなど、プリン体が多く含まれる食品を控えることが必要となります。薬を飲んで痛みが抑えられているからといって、プリン体がたくさん含まれているビールを飲むなど、痛風を軽く見ている人は少なくありません。
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