「健康診断」を舐めている人を3年後に襲う悲劇 受ける人と受けない人の30年後は大違い

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Tさんに限らず、健康診断が面倒・怖い、結果をしっかり見ないという人は少なくないのではないでしょうか。 

私は仕事柄、健康診断に関わっているドクターや医療従事者のお話を聞くことが多いのですが、実に多くの人がもったいない健康診断の受け方をしているようです。

前向きに受診して結果に向き合う

しかし健康診断はあなたの健康管理のための重要な情報の宝庫。前向きに受診して、結果に向き合うことで、その先の人生が大きく変わります。

以下「ダメな健康診断の受け方」について述べていきましょう。

ダメな健康診断の受け方①せっかくの機会なのに質問をしない

検診に関わるドクターや看護師さんがおっしゃるには、健診にいらっしゃる方はみなさん、Tさんのように「面倒くさい年中行事」だと思っていて、「早く帰りたい」様子の方が大多数のようです。「自分もそうだ」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろんみなさんお忙しいでしょうから、早く帰りたいというのはわかるのですが、せっかくの機会なのですから、心配なことや疑問に思っていることをドクターや看護師さんに質問しましょう

誰でも「受診するまでではないが気になること」「専門家に聞いておきたいこと」があるのではないでしょうか。たとえば「ランチの後、眠くなってしょうがない」とか「夜間に2度も3度も目が覚めてしまう」「最近なぜかトイレが近い」など。健康診断はそういったことをドクターに聞ける絶好のチャンスです。

ところが質問をしてくる人はきわめて少数だそうです。こんなもったいないことはないので、ぜひ健康上の不安なこと、聞いておきたいことを質問していただきたいと思います。

ダメな健康診断の受け方②結果をしっかり見ない

健診の結果は貴重な情報の宝庫です。

ところが多くの人は診断結果をザーッと見るだけで終わってしまっています。Tさんのように「要再検査」とあってもスルーする人さえいます。

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