「理不尽」はできるヤツにしかやって来ない カリスマが語る「営業リーダーの条件」

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真摯に向き合うほど「理不尽」にぶつかるものです(写真:xiangtao / PIXTA)

営業リーダーにとって最大のミッションは、自らの組織の営業目標を達成することでしょう。それいかんで、給与や昇進が他者と違ってくるだけでなく、名誉を得たり尊敬を集められたりします。さらには、次への準備や余暇の時間などの好循環を生む要素も与えられることになります。

営業リーダーの上司も目標達成のために必死

この記事を読んでいる読者の方がもし営業リーダーの方なら、営業マン時代にこのことが骨身にしみ、結果を出すためにひたすら精進したからこそ、今のポジションが与えられているのではないでしょうか。

そして営業部門である以上、営業リーダーの上司も同じように自らの組織の目標を持っています。ある意味、必死です。そうすると、必ずできるリーダーに目標を多く持たせて、できないリーダーには目標を少なめにしようという気持ちが働きます。そのうえ、できるメンバーは、できないリーダーのところへ、できないメンバーはできるリーダーのところへそれぞれ人事異動させて、組織の釣り合いを取ろうとさえします。

人材育成という観点からも、そのほうが人は育ちますし、組織活性の観点からも、よどみをつくらずにヒーローが毎回変わったほうが、全員のやる気を引き出せるのです。

ただ、それは営業リーダー自身が業績を上げれば上げるほど、やたらと高い目標が課せられたり、せっかく育てたメンバーを見込み客付きで引き抜かれたりするようなことがあるワケです。営業リーダーにしたら、たまったものではありません。調子のいいときであれば、そのような理不尽も歓迎ですが、調子が落ちて来たとき、また、営業目標の連続達成など名誉がかかっている局面では、絶対に避けたいところです。

でも「来ないでほしい」という局面でこそ、理不尽はやってくるのです。

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