不適切会計問題を起こした背景に、東芝の偏った収益構造があったことは否定できない。その意味で目下最大の課題は、電子デバイス事業で大半の利益を稼ぐ、バランスの悪い事業構成の見直しだ。
田中久雄前社長は電力・社会インフラ、電子デバイスに加え、ヘルスケアを、3本の柱として成長させていく方針だった。が、室町社長は「現在の柱は、ストレージ(NANDフラッシュメモリ)であり、電力やヘルスケアは若干見劣りする。3本柱という言い方は見合わせたい」と言い切り、ポートフォリオの見直しを示唆した。ライフスタイル事業の赤字についても「制約を設けない大胆な構造改革をしたい」と明言。目先の売上高が減少しても、構造改革を優先する。具体的な構造改革の中身は、年内中にも方針を打ち出すことを明らかにした。
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