「手術中汗を拭いてもらう」外科医が実はいない訳 ドラマと現実ではこんなにも異なっている!
医療ドラマで描かれる医療現場は本当なのか?
医療を題材にしたドラマは色々あり、どれも人気が高い。最近のものだと、今年セカンドシーズンが放送された人気作『ブラックペアン シーズン2』。タイトルに入っている「ペアン」とは医療道具のことで、何かを摑むときに使うものだ。真ん中に歯止めがついていて、物を掴んだらその状態を維持できるようになっている。実際のペアンの色は銀色で、黒いペアンはあまり見たことがないけれど。
そして、12月公開予定の『劇場版ドクターX』。フリーランスの外科医が主人公だが、実際、日本でフリーランスをしている外科医は少なく、特に心臓外科医では見たことがない。心臓外科の手術の場合、特にチームワークというものが大事になってくる。そうなると、心臓外科医だけが単独で移動して色々なところで手術をするのは、あまり得策ではないからかもしれない。チーム全員で移動するならわかるが、それならひとつの病院にとどまって、患者に来てもらったほうが効率がいい。


















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