4000種を知るお米のプロが伝授「注目の品種12選」 オススメなのは山形県「つや姫」だけじゃない!

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米ビジネス
近年、食材を生かすようなお米も脚光を浴びるようになりました。このようなニーズの変化もあり、これまでさまざまな特徴を持つお米の品種が開発されています(写真:sasaki106/PIXTA)
お米はかつて、政治や経済と密接に関係し、お米を巡って争いやもめ事が起きていました。第二次世界大戦中には、「米穀配給通帳」というお米の配給を受けるための通帳が配られ、これがなければお米を手に入れられないだけでなく、身分証明書の機能も果たしていました。
時代は進み、2024年の今、米不足によりお米の値段が上がり、家計を圧迫しています。そんな状況から、日々のニュースを気にしながら見る方も少なくないでしょう。今も昔も、お米は私たちになくてはならない存在です。しかし、お米について知らないことがたくさんあります。
今こそ知っておきたい「お米の教養」について、4000種以上のお米を食べてきた「おこめ鑑定士」である芦垣裕氏による新著『米ビジネス』より一部抜粋、再構成し、3回にわたってお届けします。
初回の記事では、「押さえておきたい品種」について解説します。

消費者のニーズに合わせて改良

かつて日本人は、お米といえばもっぱら白飯で食べることが習慣化しており、「白飯だけで満足できること」が求められていました。しかし、近年では食材も豊富になり、食材を生かすようなお米も脚光を浴びるようになりました。

このようなニーズの変化もあり、これまでさまざまな特徴を持つお米の品種が開発されています。そこで、お米アドバイザーである私が、ぜひとも押さえておきたい新品種をご紹介します。

4000種以上のお米を食べた私が独断で作成した、「お米食感チャート(記事の最後で紹介)」も参考にしながら、ぜひお気に入りのお米を探索してみてください。

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