学生の3人に2人が「100歳まで生きたくない」
篠田真貴子(以下、篠田): 「16歳から100歳のためのライフ・シフト」の講義では、著者のリンダ・グラットンさんが「人生100年、長生きは素晴らしいわね! マーベラス!」とおっしゃっていました。実際に中高生の家庭科の教科書の編修をされ、大学生に講義もされている小林先生は、どのように感じられましたか? 若者は「人生100年時代」をどう見ているのでしょう。
小林美礼(以下、小林):今日の対談に先駆け、いま関わっている13歳と21歳の意識調査をしてきました。そこで「あなたは100歳まで生きたいですか?」と聞いたところ、3分の1は「100歳まで生きたい。人生に期待している」という回答だったのですが、3分の2は「そんなに長生きしたくない」という答えでした。


















