赤ちゃんの防災「誤った」ライフハック情報に注意 被災時の授乳や赤ちゃんのお世話どうする?
また、水害でも地震でも長期間断水が続くのが昨今の傾向ですので、清潔な水の備蓄も必要です。
液体ミルクの場合は殺菌されているので、温めても温めなくても大丈夫です。液体ミルクは常温で保存できますが、注意も必要です。国際的な常温の定義は25℃とされますが、国内では日本産業規格が35℃としています。
最近の夏が暑すぎるため、停電すると室内でも35℃を超えてしまう場合があります。35℃を超えるとタンパク質が変性する可能性があるので、赤ちゃんに与えることができなくなります(詳細はメーカーの記載に従ってください)。
クルマで移動した場合も、注意が必要です。35℃の外気温の時、エンジンを切ると30分後には車内平均温度が45℃になります(JAF 2013)。暑い時期のクルマでの旅行や避難では、保冷バックも準備してください。
紙コップでの飲ませ方
さらに災害時には、断水や停電で哺乳瓶の洗浄・消毒ができなくなります。液体ミルクのアタッチメント、母乳の人で搾乳器を使用している方も同様です。
洗浄・消毒ができない場合のために、使い捨てできる紙コップでの調乳が推奨されています。旅や避難の際に、紙コップも準備しておいてください。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら