赤ちゃんの防災「誤った」ライフハック情報に注意 被災時の授乳や赤ちゃんのお世話どうする?
それなのに、避難場所・避難所で過去には、授乳の様子をのぞく、注視するという行為がありました。
のぞき自体が犯罪に該当する場合があるだけでなく、不安になった母親の授乳回数を減らしてしまうので、赤ちゃんの生命維持をも脅かすことになる許し難い行為です。安心して授乳できる場所の確保はとても重要になります。
子育て世代の皆さまが自助として備蓄することはもちろんのこと、ふだんから避難所運営訓練に参加していただき、授乳室の確保や避難先での性犯罪防止策に関わっていただければと思っています。
特に巨大地震となると、行政職員や自主防災組織も被災するので、当事者が動くことが重要になります。地域の皆さまも、加害者が加害しにくい環境整備にご協力をお願いします。
使い慣れない防災グッズがリスクになることも
防災グッズはコンパクトさが利点ですが、トイレットペーパーの芯よりも小さいものは赤ちゃんにとって誤飲リスクがあります。災害時は、いつもよりも赤ちゃんに目が行き届かなくなるので、小さい防災グッズは利用しないことも検討してください。
たとえば電池はとても役にたつものですが、災害時にボタン電池などを誤飲し病院に行けない状態になると命にかかわります。佐久医師会「教えて!ドクタープロジェクト」での実験では、ベーコンの上に置いたボタン電池の高い電圧でベーコンは5分で溶け始めています。
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