能登半島地震の発生から22日で3週間経った。被災地では長引く避難生活で健康状態が悪くなり、命を落とす災害関連死が増え始めている。住民を2次避難させる動きも加速している。
重視される災害時の「心のケア」
そんな先行きの見えないなかで重視されているのが、災害時の「心のケア」だ。今後、被災者にはどのような心の不調が懸念され、どのようなケアが必要なのか。我々は被災者とどう向き合えばいいのか。
1月6日から5日間にわたり、石川県に派遣されたDPAT(災害派遣精神医療チーム)に参加した災害精神医学が専門の高橋晶准教授(筑波大学災害・地域精神医学講座)に聞いた。
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