パワハラ指摘する部下におびえる上司の重大盲点 「寛容すぎる上司」は本当に評価が高いのか

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漫画
(漫画:筆者作成)
「今のはパワハラですよね?」と指摘されるのをおそれ、寛容に振る舞う上司がいます。が、実はそれによって別の問題が起こることに気づいているでしょうか。著書に『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』などがある漫画家・イラストレーター・グラフィックデザイナーのJamさんが、自身の経験を基に解説します。

何にでも寛容な上司になればいいわけではない

(漫画:筆者作成)

※外部配信先では漫画を閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

近ごろは職場でのハラスメントが問題になっています。そのため、パワハラ扱いされることを恐れ、部下の提案を何でも受け入れてしまう上司がいます。やたらと何でも否定したり、すぐに怒ったりする上司よりはいいのかもしれませんが、寛容すぎる上司は本当に部下からの評価が高いのでしょうか?

パワハラ問題では部下の被害ばかりが注目されがちですが、実際は上司のほうも大変です。ささいなことでパワハラにならないように、と気を遣い、正当な指導を心がけていたとしても、部下が少し不快に感じたというだけで、「今のはパワハラですよね? 訴えますよ?」と、過剰にハラスメントを主張して「ハラスメントハラスメント」で嫌がらせをされることもあります。

だからといって、パワハラ扱いを恐れて、何にでも寛容な上司になればいいというわけではありません。何も指導しないほうが楽ですし、部内に穏やかな雰囲気を作ることができるかもしれませんが、今度は別の問題が起こります。

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