入社試験で出題「動物園の来園者数」増やす施策 コンサルなどでも出る「ケース問題」を考えよう

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

・(E)訪れたい(Product)

R動物園が認知されることに成功しても、そのうえで「実際に訪れたい」と思ってもらわなければ来園にはつながりません。そこで、実際に見てみたい、参加したいと思われるような発信が必要です。

そのための施策としては、③動物の赤ちゃんが産まれたことをSNSで発信する、④子ども向けのワークショップやショーを導入する、などが考えられます。

・(F)訪れる(Place, Price)

最後に、R動物園を知って訪れたいと思った人が、実際に「訪れる」ための施策を考えます。車を持っていない来園者でも気軽に訪れることができるように、⑤最寄駅からシャトルバスを運行する、などが考えられます。

(C)1人当たりの年間来園回数について

今回増やしたいのは「年間延べ来園者数」なので、ひとりの来園者がリピートする場合でも、来園者は増えることになります。

来園者のリピート回数を増やすには、コアなファン層を獲得することが重要です。上の4Pのフレームで考えると、(E)訪れたい(Product)の部分において、飽きない魅力的なコンテンツの質と量を保ち続けることが求められます。

コンテンツの質については、動物園の清潔さや、地域における動物園の位置付けを改善することが施策として考えられます。

例えば、⑥コミュニティカフェを併設し、動物園としてではなく、サードプレイスとして地域の人が集える場所にする、⑦広めの休憩広場を開設し、家族連れがピクニックも楽しめる場所にする、などが挙げられます。

コンテンツの量については、企画立案力を高めたり、年間のイベント開催回数を増やしたりすることが施策として考えられます。⑧定期的にナイトズーを開催し、社会人やカップルが学校・仕事帰りに寄れるスポットにする、などが考えられますね。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事