入社試験で出題「動物園の来園者数」増やす施策 コンサルなどでも出る「ケース問題」を考えよう

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2.動物の赤ちゃんが産まれたことをSNSで発信する

コンテンツの魅力をより広い範囲の層に届けるためには、SNSを運用することが考えられます。R動物園の来園者数が減少している背景として、新型コロナウイルスの流行により、人々のオンライン思考が急速に進んだことが挙げられます。

その現状を逆手にとり、SNS上で動物園の魅力を発信するのはどうでしょうか。動物の赤ちゃんは人気を集めやすいため、定期的に更新していれば、どこかのタイミングでTV番組などに取り上げられることもあるかもしれません。

正解のない課題に対して仮説を立てる

3.子ども向けのワークショップやショーを導入する

『一流企業の入社試験』(星海社新書)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

来園者に占める子どもの割合は依然として大きいため、子どもたちが楽しめるコンテンツは必要です。

園内で実施するワークショップだけでなく、学校に出張して授業をするワークショップを行ってみると、その後の来園者獲得にもつながるかもしれません。

このように、正解のない課題に対して適切な仮説を立て、施策を立案して解答するのが「ケース問題」です。

前提をしっかり確認し、論理的なアプローチと柔軟な発想力を発揮することが、「ケース問題」を解くうえでは重要になってきます。みなさんもぜひ、ケース問題に挑戦してみてください。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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