入社試験で出題「動物園の来園者数」増やす施策 コンサルなどでも出る「ケース問題」を考えよう
・ターゲットごとに施策を考える
ここまでBとCに焦点を当てて、それぞれに効果的な施策を考えてきました。ここからは、おおまかなターゲットを「社会人の友達同士」「休日の家族連れ」「平日の団体客」として、それぞれの客層に分けて考えてみましょう。
・「社会人の友達同士」
社会人が仕事のない休日にわざわざ動物園まで足を運ぶとき、①なんとなく行く気分になった場合、②何か理由があって訪れる場合、のふたつに分けられます。
①の来園者は、知り合いからおすすめされた、以前から広告が気になっていた、などの理由で訪れることが考えられます。一方で②の割合を増やすためには、社会人向けの場所やコンテンツを確保する、企業の福利厚生として優待券を配る、などの施策も視野に入れることができそうです。
・「休日の家族連れ」
家族連れは、親が子どものために来園することが多いです。最近は大人のみならず、子どももInstagramやYouTube、TikTokなどのSNSで情報を集めている場合が多くみられます。
また動物を扱ったTV番組も見ているでしょう。子どもに「R動物園に行きたい!」と思ってもらうために、動物の豆知識や可愛い動物の映像などでコンテンツの充実化を図って誘客することもできるでしょう。
・「平日の団体客」
学校などの団体客は、近隣の学校や住民である場合が多いです。そのため直接学校に営業をかけることや、旅行代理店のパンフレットにポスターを載せることも効果的でしょう。
最終提案に向けて考えよう
ここまでの考えから、大きく3つの方向性で施策を提案します。
1.社会人向けにサードプレイスとして新たな地位を確立する
既存の動物園の概念を覆し、カフェや遊具を設置したピクニック広場、博物館などを併設した大型遊園施設にするのはどうでしょうか。
カフェを併設するだけでも、気分転換がてら、リモートワークをしに来る社会人層もいるかもしれません。しかし、これには施工に大規模な予算が必要となるため、経済的に厳しいという懸念もあります。
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