「営業トーク」やめた彼の営業成績が上がったワケ 「売ろうとするから売れない」のは本当だった

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
顧客と商談中のビジネスパーソン
「あなただから買いたい」と言っていただけるような営業パーソンになるために、必要な考え方とは(写真:KY/PIXTA)
SNSの普及もあり、営業パーソンがいなくても商品を買うことができる。そんな時代の中で、営業パーソンはどのように自らのバリューを発揮できるのでしょうか。そのヒントは、単に商品を売るのではなく、お客さまの幸せな人生を送る手伝いをする、という意識にあります。
自社の商品を売ろうとするのではなく、お客さまの人生にとって何が一番良いのかを考える。そうした意識や日頃の行動を積み重ねていくことで、お客さまから「あなただから買いたい」と言っていただけるような営業パーソンに成長することができるのです。
お客さまに信頼していただくために、本当に必要な考え方について、『正直営業のすすめ』(鈴木誠)より一部を抜粋して紹介します。

売ろうとするから売れない

「今月は営業の成績が足りず、ノルマが達成できない」。

そんなとき、多くの営業パーソンは「とにかく売りたい」と焦るものです。私自身も、昔は「とにかく数字を上げる」ことしか頭になかったので、いつも「なんとか契約してもらいたい!」、なんなら「契約さえしてくれれば、あとのことはどうでもいい」という気持ちでお客さまと向き合っていました。

しかし、お客さまもこちらの「どうしても売りたい」「絶対契約してほしい」という気持ちが先走るほど、そんな下心を敏感に察知します。

そうなったら、いくら営業トークでおいしいことを言っても、「どうせ売りたいから言っているだけでしょ」と思われ、こちらの話が響くことはありません。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事