話を引き出す傾聴の魔力
悪い営業をしていた会社員時代の私の営業テクニックの1つが、一方的に話しまくるというものでした。
「この物件のここがいい」「あそこがすばらしい」……。その物件のおすすめポイントを弾丸トークで一気にまくし立てて、お客さまに決断させるのが得意技でした。いいところばかり並べることで、おすすめできないダメな部分にお客さまの目がいくのを防ぐ。そんなごまかしの効果もありました。
しかし、正直営業に目覚めてからは、ひたすらお客さまの話をじっくり聞く=「傾聴」に徹底的にこだわるようになりました。
どういう生活をしたいのか、仕事やプライベートを含めてどんな人生を送りたいのか。話し手の主役はお客さまです。面談の時間はお客さまが自分の考えを話す時間にほとんどを費やします。

















