営業職が意識すべき、会話を弾ませる「褒め方」 褒めすぎはNG、「ちょこさら」で距離を縮める

口下手でも会話が弾むテクニックとは(写真:takeuchi masato/PIXTA)
初対面の相手とは、会話のとっかかりに悩むもの。当たり障りない話題でお茶を濁してもいいですが、できれば相手との距離を縮めたいですね。リクルートの営業時代に1万件の飛び込み営業をした田中知子さんに、口下手でも会話を弾ませるテクニックを解説してもらいます。
※本稿は『口下手さんでも大丈夫 本音を引き出す聞き方』から一部抜粋・再構成したものです。
最初の会話のとっかかりは、「目に入った気になるもの」
私は20代のころはリクルートの求人広告を販売する「飛び込み営業」をしていて、毎日、会う人すべてが初対面。しかも、そこで信頼関係を築くためには「どう初対面の相手と会話で、いい空気をつくるか」に気をつけていました。
相手の警戒心を解くためにはどういうひと言が効果的か。また、何の接点もないまったくの初対面のお客様との会話では、何を話題にすればいいのか――。
飛び込みで訪問した先では「目に入った気になるもの」に意識を配るくせをつけていました。それを会話の入り口にするのです。たとえば飛び込んだレストランの入り口に変わったオブジェが置かれていたら、
「エントランスのオブジェ、素敵ですね。有名な方の作品なんですか?」
「ああ、あれね。開店祝いに知人のアーティストがつくってくれたんですよ」
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