「営業トーク」やめた彼の営業成績が上がったワケ 「売ろうとするから売れない」のは本当だった

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

別れ際のあいさつは、会うとき以上に重要です。「こちらで失礼します」「お気をつけてお帰りください」など、顔を見て終わりの挨拶をきちんとすること。このような別れ際の態度が、「この人なら、しっかり対応してくれそうだ」という安心感につながります。

お辞儀のポイント

お客さまとあいさつをするときは、お辞儀も大切です。

お客さまと目が合ってから、相手より深くお辞儀します。「90度に体を直角に曲げるお辞儀のほうが丁寧なのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、それではあまりにも仰々し過ぎて、お客さまも引いてしまうことがあります。

『正直営業のすすめ』書影
『正直営業のすすめ』(クロスメディア・パブリッシング)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

相手の年齢や立場などにもよりますが、あまりかしこまり過ぎないほうがいいかなと思います。

年配の方なら深めに、逆に若い方にはあまり深いお辞儀はせず、壁をつくらないなど、相手に合わせることがポイントです。

頭を下げる時間の目安は3秒くらい。これくらいの時間であれば、ちょうどお客さまより長くお辞儀をすることができます。

別れ際、何度も頭を下げる営業パーソンもいますが、それでは軽過ぎてペコペコした印象に。お客さまが頭を何度も下げるようならそれに合わせて頭を下げますが、基本的にお辞儀は一度でしっかりするほうが好印象です。

挨拶にしてもお辞儀にしても、大切なのはきちんと気持ちを込めること。テクニックに走っても、気持ちは伝わりません。大切なのは、お客さまに「来ていただいてありがとうございます」という心からの感謝の気持ちを込めることです。

鈴木 誠 誠不動産 代表取締役
すずき まこと / Makoto Suzuki

1977年茨城県生まれ。高校卒業後、陸上自衛隊(朝霞駐屯地)に入隊。その後アパレル販売員を経て、不動産業界に転身。大手不動産仲介会社を経て独立。既存顧客の紹介を条件に物件案内をする完全紹介制で、ご縁のあったお客様に心を込めて全力で「住んだ後に幸せになっていただける空間」を提供している。お客様への徹底した心づかいが評判を呼び、芸能関係者やプロスポーツ選手など、紹介は途切れることがなく、物件内見数は25,000件以上、ご契約いただいたお客様は3,000組を超える。不動産仲介業界の健全な発展のために日夜尽力。本音で勝負する営業スタイルは「リアル正直不動産」とも呼ばれ、漫画『正直不動産』の取材協力もしている。日テレ「有吉ゼミ」不動産コーナーにも好評出演中。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事