今はやりの「ラップ口座」はココが全然ダメ

日本人は投資商品へのコスト意識が低すぎる

ラップ口座はとても便利。だが意外な落とし穴がある(teresa/PIXTA)

このところ、個人向け投資サービスで急速に残高を伸ばしているものがあります。「ラップ口座」がそれです。ラップ口座とは、個人が証券会社や信託銀行と契約を結び、おおまかな運用方針やリスク許容度などを伝えると、それに応じたポートフォリオを構築。その後も運用環境の変化に応じて適時、ポートフォリオの見直しを行ってくれるというサービスです。

かつては富裕層向けのサービスとしてスタートしましたが、最近は徐々にハードルが下がり、退職金運用などにも利用できるようになりました。人気のラップ口座を、草食投資隊の3人はどう考えているのでしょうか。

2007年よりも前からあった「ラップ口座」

中野 お久しぶりです。

渋澤 このところ地方遠征が多くて、なかなか時間が取れず、結果的に前回から少し時間が空いてしまいました。

藤野私はそろそろ地方出張の回数を減らして、今まで以上に運用に専念しようと考えています。

中野 でも、この間に草食投資隊としては、3社そろい踏みの「R&Iファンド大賞受賞」という喜ばしい話もあり。

渋澤 その件については次回以降、このコーナーで詳しくお話しましょう。

藤野 で、今回のお題は?

中野 「今流行のラップ口座の問題点を洗い出してください」というオーダーが来ております。

渋澤 ラップ口座って、最近になってよく聞きますね。でも、このサービスって、最近始まったものではありませんよね。

次ページ証券会社も新たな収益源が必要だった
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 子どもを本当に幸せにする「親の力」
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 角田陽一郎のMovingStudies
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
人気の動画
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
百貨店の最終兵器「外商ビジネス」が抱える難題
百貨店の最終兵器「外商ビジネス」が抱える難題
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT