日本株は、再度大きく下落する懸念がある

ギリシャは峠を越えても「あの問題」が残る

「あなた、またおかわりするっていうか、また借りるわけ?」「すいませんねぇ」・・。EU首脳の会話の内容はさておき、筆者が懸念するのはギリシャではなく、やはり「あの問題」だ(写真:ロイター/アフロ)

日経平均株価は2万円の大台から滑り、いったんは大海に落ちた。終値で見て毎日の日経平均の変動が激しいが、日中の上下動も目が回るようだ。

ギリシャは株価の材料としては峠を越えた

これまで東洋経済オンラインに定期的に寄稿する中で、この春以降は、2万円超では株価下落の可能性が高いと繰り返し述べてきた。

読者の方々におかれては、2万円以上の水準では、手持ちの株式をある程度売却する、あるいは少なくとも、大いに買い増しすることを避ける、という投資行動をとっていただけたのではないだろうか。

また、先週の株価下振れも驚きとはお感じにならず、落ち着いて対応なさったことだろう。読者の方々の投資行動に、当コラムが少しでもお役に立てたのであれば、とてもうれしく思う。

上述したような日経平均の乱高下は、まずギリシャ情勢によって引き起こされ、続いて次の理由は中国株価の暴落へと「バトンタッチ」された。アテネから船に乗って上海に着いたが、海が大荒れで、日本の株式市場は船酔いしたかのようだ。

ただ、まずギリシャ情勢については、内外市場の材料としては峠を越したようだ。これは、ようやくギリシャが債権団(EUなど)の要求を飲んで、年金カットなどの緊縮策に本格的に踏み出し始めており(ついでに、バルファキス前財務相も辞任という形でカットされた)、その見返りとしてギリシャに対する資金繰り支援策が再開される、という流れになってきたことだけではない。

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