前回のコラム「日本株は、いよいよバブルの領域に入った」(6月25日)では、海外投資家がなぜ4月~5月に日本株を大幅に買い越したのか、あるいは、海外投資家がどういうタイミングで日本株を大幅に売り越してくるのかについて述べさせていただきました。
それでは、日経平均株価の2015年の高値はいくらくらいになるのでしょうか。専門家の予想を見ていると、たいていの場合、高値は2万1000円~2万5000円のあいだに収まっているようです。私も週刊誌や専門誌の取材などで日経平均の高値を何回も聞かれているのですが、無難なところで2万1000円~2万3000円のレンジで答えるようにしています。
これからの高値は個人投資家の動向次第
しかし正直なところは、私には今後の日経平均の高値が2万1000円になるのか、2万3000円になるのか、さらには2万5000円になるのか、さっぱり見当が付きません。
ただし、これだけは言えるのは、どれだけの個人投資家が高値を買いに行くのか否かが、今後の日経平均の高値を大きく左右するということです。なぜなら、個人投資家は2013年の上昇相場スタート時から一貫して売り主体となっており、日経平均が2万円を超えた現在でも上昇相場の蚊帳の外にいる投資家が多いからです。
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