「毎日元気そうな人」が日曜日に手帳を見ない訳 疲れをためないスケジュール管理「小さな工夫」

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皆さん常日頃、手帳やスマホでスケジュールを管理していると思います。たいていは週末が終わった日曜日に手帳を開いて、明日から1週間の日程を確認することが多いのではないでしょうか。明日からは、ぜひそれをやめてください。

手帳を「土曜日」に開くようにするだけで

そのかわりに、週末がはじまる土曜日に手帳を開いて、次の月曜日からの1週間の日程を俯瞰するようにしていただきたいと思います。

次の平日5日間のスケジュールがギチギチにつまっているようだったら、この土日はとにかく攻めの休養にあててください。しっかりと休養し、活力をとりもどして100%に充電しておき、月、火、水……と少しずつ消耗しながら、金曜日でほぼ使い切る。これが理想です。

私たちは得てして、自分の活動能力は無限大だと錯覚して、予定をどんどん入れてしまいがちです。もし、土曜日に「この週末はどうしても十分な休養がとれない」と判断したら、次の平日5日間のスケジュールはいくつかその翌週に移す、あるいは誰かほかの人に頼む、といった調整をしてもよいでしょう。

卵が先か、鶏が先かというような話ですが、とにかく、「平日のあとの土日で休む」のではなく、「土日に休んだ分で平日働く」と考えるようにしてみてください。

市販されている手帳や、スマホのカレンダー画面はどれも「月曜始まり」か「日曜始まり」になっています。個人的には、すべて「土曜始まり」に変えていただきたいくらいです(笑)。

もちろんものごとは計算どおりにいかないこともあります。火曜日ではまだ80%のエネルギー残量があったのに、水曜日がとても忙しくて一気に50%を割ってしまうかもしれません。そんなときは、「じゃあ、お昼休みに仮眠をとろう」とか、あるいは「同僚と一緒においしいものを食べて楽しく過ごそう」というように、週の途中でエネルギーを補給するようにしてはどうでしょう。

本格的に疲れる前に、ちょこちょこ休んだり、まめに小さな活力を得たりしておくわけです。

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