自分から話さない人が抱える3つの心理的な障壁 相手へのおもてなしと考えて適切な話題を選ぼう
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会話の主導権を握ってグイグイと話す――。それができる人は意外と少ないのではないでしょうか。
「自分の話なんて面白くないのでは」というふうに考えて躊躇する場面があるかもしれませんが、それはもったいない話です。齋藤孝さんが40年にわたって続けてきたコミュニケーション講義のエッセンスを紹介した『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』より一部抜粋、再構成してお届けします。
自分から話をしたほうがいい
話のうまい人がいると、自然に聞き役に回ってしまい、結局、自分から話をすることがなく終わってしまう……ということがあります。
しかし、少しくらいぎこちなくても、自分から話をしたほうがいいのは間違いないのです。「私生活の見えない、クールなキャラを演じよう」などと自分では気取っているつもりでも、周囲からは「何を考えているかよくわからない人」と受け止められる可能性が高いからです。
自分から話すことに対してハードルが高く感じる人の中には、いくつか心理的な障壁があるように思います。
1つは、「自分の話は面白くないから、話しても意味がない」という先入観。
「何を話しても喜ばれないから」と自己否定の感情を持っていたり、人に喜ばれた経験が少なかったりして、自分のことを話す意欲そのものがないという状態です。
まずは、短めに話す。15秒CMのような感覚で話せば、短いので話すほうも聞くほうも負担が少なくて済みます。あなたが話して誰かが一言でも返してくれたら、それでOKです。
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