自分から話さない人が抱える3つの心理的な障壁 相手へのおもてなしと考えて適切な話題を選ぼう

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
会話
自分から話すことに対してハードルが高く感じる人の中には、いくつか心理的な障壁があるように思います(写真:polkadot/PIXTA)
会話の主導権を握ってグイグイと話す――。それができる人は意外と少ないのではないでしょうか。
「自分の話なんて面白くないのでは」というふうに考えて躊躇する場面があるかもしれませんが、それはもったいない話です。齋藤孝さんが40年にわたって続けてきたコミュニケーション講義のエッセンスを紹介した『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』より一部抜粋、再構成してお届けします。

自分から話をしたほうがいい

話のうまい人がいると、自然に聞き役に回ってしまい、結局、自分から話をすることがなく終わってしまう……ということがあります。

しかし、少しくらいぎこちなくても、自分から話をしたほうがいいのは間違いないのです。「私生活の見えない、クールなキャラを演じよう」などと自分では気取っているつもりでも、周囲からは「何を考えているかよくわからない人」と受け止められる可能性が高いからです。

自分から話すことに対してハードルが高く感じる人の中には、いくつか心理的な障壁があるように思います。

1つは、「自分の話は面白くないから、話しても意味がない」という先入観。

「何を話しても喜ばれないから」と自己否定の感情を持っていたり、人に喜ばれた経験が少なかったりして、自分のことを話す意欲そのものがないという状態です。

まずは、短めに話す。15秒CMのような感覚で話せば、短いので話すほうも聞くほうも負担が少なくて済みます。あなたが話して誰かが一言でも返してくれたら、それでOKです。

次ページ「話ても意味がない」は思い込み
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事