自分から話さない人が抱える3つの心理的な障壁 相手へのおもてなしと考えて適切な話題を選ぼう

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2つ目は、「自分と周りの価値観が合わないから、話しても意味がない」という思い込みです。「せっかく○○の話をしても全然興味を持ってくれない。自分は面白いと思っているのに、周りの人と感覚がずれているのだろうか」と、他人との距離を感じている状態です。

ですが、すべての人と価値観が合わないわけではないと思います。話していて楽しい人と話す。自信がないときはそれで大丈夫です。そして元気なときに、「価値観が合わない」と思っていた人の話も聞いてみる。そうしているうちに相手もあなたの話を聞いてくれるようになるかもしれません。

秘密主義だと距離は縮まらない

3つ目は、完全な秘密主義。「自分のことを話すと、そこに相手が入り込んできそうで嫌だ」という恐れです。

しかし、普段の会話では、それほど深い話をしてほしいわけではありません。むしろ、最初からいきなり込み入った話をされても、相手も戸惑うだけです。言いたくないことは誰にでもありますし、その内容も人によって違います。

つまり「他人にあまり言いたくないこと」はよけておいて、残ったものの中から、差し障りのない話をしていけばいいのではないでしょうか。話したくない過去などのトップシークレットは、鍵をかけて永久凍土に埋めておきましょう。

また、「この人にはここまで話してもいいかな」と、相手に対して話す内容の範囲を変えてもいいと思います。

最近は、お互いの距離が必要以上に縮まらないように気をつけながら、コミュニケーションをとっている人が多いと感じます。でも、そのままだと、なかなか距離は縮まりません。

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