相談できない人が陥る「行き詰まり」パターン5つ 人を頼らずに結果を出そうとしていませんか?

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人に気を遣うのは、とても素晴らしい心がけです。でも、そのことと、わからないことがあるのに邪魔したくないからと我慢するのとは別。聞きたいことも聞けず、ひとりで頑張ろうとすると、悩みから抜け出せなくなります。効率も落ちて、なかなか成果を出せなくなり、最終的に周囲に迷惑をかけてしまうことになりかねません。

仕事は、基本的にチームで行うもの。それぞれが持ち味を出しあって、総合力で目標を達成していくものです。ですから何かにつまずいたときには、ほかの人の力も借りて前に進むことが必要です。自分ひとりで判断すると、間違った方向に進んでしまうかもしれません。

⑤ 会社で感情は出さないようにしている

会社は仕事をするところ。イライラしても、悲しくなっても、感情を出してはいけない。そんなふうに、ぐっと気持ちをこらえていませんか?

ときには感情を出すことも大切

仕事で悩まない人の相談力
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イライラを前面に出して怒る上司を見て、「みっともない。大人げない」と感じ、自分は感情的にはならないようにしようと、反面教師にした人もいるでしょう。たしかに仕事の場面で、感情的になって怒鳴ったり泣きわめいたりするのは、あまりいいことではありませんね。

でも、ときには感情を出すことも大切なのです。

例えば失敗して激しく落ち込んでいるとき、誰かに励ましてもらえたら、立ち直ることができますよね。さらに、当人だけでなくその様子を見ていたチームのみんなは、

「ここは安心できる場所だ」と確認できます。結束力が高まるのです。

このように感情は、自分の身を守り、周囲との関係づくりに大きな役割を果たしてくれます。常にネガティブ感情を出し続けるのはよくありませんが、本当に困ったとき、不安なときなどは、気持ちを表現してもいいのです。

船見 敏子 公認心理師、産業カウンセラー、1級キャリアコンサルティング技能士

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ふなみ としこ / Toshiko Funami

株式会社ハピネスワーキング代表取締役。栃木県宇都宮市生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。大手出版社で雑誌編集に携わり、経営者、俳優、ミュージシャンなど1000名超の著名人を取材。インタビューが下手なことに悩み、カウンセリングを学び始めるや、その意義や奥深さにたちまち魅了され、2005年にカウンセラーに転向。以後、全国の企業等で研修、コンサルティング、カウンセリングを通じ、メンタルヘルス支援・組織活性化支援を行う。幸せに働く人、幸せな職場を増やすことに情熱を傾け、研修・講演実績も含め約1000社・約10万人のメンタルケアに携わってきた。

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